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松江病院 薬剤部

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薬剤部

 

薬剤部では常勤薬剤師4名と薬剤補助1名と業務を行っております。
主に入院患者様の調剤を行っています。入院の調剤は処方箋に基づいて、お薬の飲み方、量、飲み合わせが適正かどうかをしっかりチェックして調剤しています。
また毎月1回、医薬品の勉強会を開催し、入院患者様に安心、安全にお薬を飲んでもらえるよう日々研鑽しています。

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病院薬剤師と薬局薬剤師の違い

病院薬剤師と薬局薬剤師はその名の通り、病院もしくは薬局で働く薬剤師のことをあらわします。働く場所に違いがあるのはもちろんですが、求められる役割も大きく異なります。ここでは、病院薬剤師特有の業務をご紹介します。
 

治験業務がある

治験とは、新薬の製造販売承認を得ることを目的とした、未承認薬の臨床試験のことです。病院薬剤師のなかには、治験コーディネーター(CRC:Clinical Research Coordinator)として、治験責任医師や治験分担医師の指示のもと、治験の進行をサポートする薬剤師もいます。治験スタッフと協力し、治験が適切に行われるようにサポートするだけでなく、被験者となる患者さまの相談に応じることも大切な業務です。医師や看護師をはじめとする医療従事者や患者さまのみならず、CRA (臨床開発モニター)など製薬会社の担当者とやり取りをすることもあるので、コミュニケーション能力が高い人材が求められています。

救急救命業務がある

病院薬剤師の特徴のひとつに、救急救命業務があることが挙げられます。救命救急センターをもつ大規模病院では、生命の危機に瀕した重症の患者さまが次々に搬送されてきます。一分一秒を争う集中治療室(ICU)の中では、医師や看護師、救急救命士などの医療従事者が治療にあたりますが、救急救命の現場では、薬の誤判断は命取り。薬剤師は医師の指示のもと、適切な薬や投与量、投与方法を迅速に選択し、薬の準備やチェックを行います。
また、常に必要な薬が使用できるよう、日頃から使用される医薬品の品質や在庫を管理しておくことも重要な業務です。


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薬剤科の仕事について尋ねてみた!

松江病院 薬剤科 Tさん

 病院薬剤師歴 15

Q.薬局としての業務内容とそれに対する難しさを教えてください

薬剤部では常勤薬剤師4名と薬剤補助1名と業務を行っております。以前は入院処方箋の調剤が主な仕事でしたが、令和3年から薬剤管理指導業務(入院患者様へのお薬の説明と注射薬セットの払い出し)と病棟薬剤業務を開始しました。また同年から各病棟で行っていた輸血の発注を薬剤部が行っています。
 
<調剤>
持参薬やお薬手帳にから鑑別をおこないます。処方箋に基づき、薬歴、相互作用・重複投与を確認し、原則一包化調剤を行います。
 
<薬剤管理指導、病棟薬剤業務>
患者様の薬の薬歴管理をして飲み合わせや重複投与、アレルギー、副作用などの確認を行います。また、お薬をよく知ってもらうために、ベットサイドで薬効や飲み方、副作用の説明をし、質問にお答えしています。
 
<注射調剤>
注射せんに基づき一人分ずつセットした後、カートで病棟に搬送します。
また、配合可否や保存方法などの情報提供も行っています。
 
<医薬品管理と情報>
医薬品の購入と保管、各部署への供給と管理を行っています。
医薬品情報は月1回DIニュース(ドラックインフォーメーション)として各部署に
発信しています。院内採用の医薬品集は年2回改訂して、新しい情報を提供しています。
 
<輸血発注>
各部署で使用する輸血の発注を薬剤部で全て行っています。
 
医薬品は毎年、新薬、ジェネリックが沢山出ます。
院内使用の医薬品の改訂もたくさんあります。
それぞれの新しい情報を発信しても、周知してもらうのが難しいです。


Q.やりがいや嬉しさを感じる時はどのような時ですか?

患者様がお薬を理解したうえで服用してもらえ、また、各スタッフと協力して少しでも良くなっていく姿を見るとうれしく感じます。
 


Q.仕事をするうえで何か大切にしていること、自分の中での決まりごとはありますか?

各部署のスタッフとのコミュニケーションを大切にしています。お互い相手の気持ちを知ることで仕事がスムーズに進められます。
 


Q.今後の目標、抱負等をお願いします

薬剤管理業務で患者様と直接接する機会が増えました。できるだけ多くの患者様と接して相手に合った情報などを提供できたらと思います。